Remote Recording Special Site
OURMUSICでは2022年5月よりリモートレコーディング業務をスタート致します。
〈MENU〉
1 はじめに
2 リモートレコーディング方法について
3 リモートトライアルレコーディング楽曲のご紹介
4 ドラムサウンドサンプルについて
5 お問い合わせ
1〈はじめに〉
2020年から世界的に蔓延した新型コロナウイルス感染(以下、総称してコロナと呼びます)によって「対人非接触」の業態変更を余儀なくされ、
2021年より「ほぼ100%非対面式(リモート形式)の音楽制作」の実現を目指し試行錯誤して参りましたが、この度、生ドラムのベーシックレコーディングから
MIX・納品までの工程を「100%リモートレコーディング」にて実現する事が出来ました。
これまで長年に渡って行われてきた対人接触型のレコーディング現場においても、厚生労働省や東京都が推奨するコロナ感染対策を万全にしての活動は行われており、
防音・音響設備など含めた高水準な音楽制作スタジオでの楽曲制作は音楽業界にとって重要であり不可欠な存在です。
しかし、コロナを経験した我々は、出来る限り感染リスクを軽減し、安心して音楽制作活動を行なってゆく為には、ICTを利用したリモートレコーディングを導入する事も
コロナ過・コロナ後を見据えて必要不可欠だと考えます。
よって、対面式の現行レコーディング制作とリモートレコーディング制作を臨機応変に活用し、制作に参加するアーティスト・ミュージシャン・エンジニア・スタッフが安心して
関われる制作環境と、音楽クオリティの向上を目指して、このリモートレコーディング制作をスタートさせたいと存じますので、よろしくお願い致します。
2022年5月 吉日
OURMUSIC-2016合同会社 代表 今村公治
2〈リモートレコーディング方法について〉
リモートレコーディング方法については、2021年より弊社、及び、ミュージシャンの方々&レコーディングエンジニアの方々と共に様々な方法を検討し試行錯誤して参りました。
その上で、リモートレコーディングならではの幾つかの問題点がありました。
1)インターネット環境の問題
リモートレコーディングはICT(Information and Communication Technology)を活用した上で成立しますが、例えば楽曲のベーシックレコーディングを行う際、
ドラマー・ベーシスト・ギタリスト・キーボーディストのミュージシャンと楽曲制作の指揮をとるアレンジャー・制作ディレクターの5人でそれぞれの自宅(または会社)
をインターネットで繋いでリモートレコーディングを行おうとする際、最も問題になるのは、各自のインターネット環境です。
最大の問題点は、「音質の劣化」と「レイテンシー(音が遅れて聴こえてしまう事)」です。
この2点が維持出来ないと「理想とする音楽の共有」が出来なくなり、そもそもの音楽制作のクオリティが低下してしまいます。
我々は2021年の半分以上をその打開策の検証実験に費やした結果、各自のインターネット環境最低限について、下記の環境が確保出来ないと難しいという結論に達しました。
(必要なインターネット環境)
・光ファイバー回線を使用する事
・上り/下り共に100mbps以上のインターネット速度を確保する事
・ZOOM/SYNCROOM/AUDIOMOVERSのアプリに対応出来るパソコンを使用する事
・録音する側のミュージシャンは、プロユースの音楽制作ソフト(protools/CUEBASEなど)DAWソフト/オーディオインターフェイス等のDTM機材、それに対応出来るパソコンを所有している事。
※必要スペックにつきましては、各アプリ・ソフトの公式サイトをご参照下さい
3〈リモートトライアルレコーディング楽曲のご紹介〉
弊社では、2021年よりリモートレコーディングを実現する為に作詞家・作曲家・編曲家・ミュージシャン・エンジニアの協力を得て実証実験を繰り返し、上記の問題等を克服しリモートトライアルレコーディングとして3曲の楽曲を「ほぼ100%リモートレコーディング」にて実際に行い完成致しましたので、その3曲をご紹介させて頂きます。
作業工程
1) 楽曲打ち合わせ
楽曲打ち合わせは全てZOOMアプリを使用し、リモート会議で進めました。
2) 作詞/作曲/編曲
作詞/作曲/編曲は、各作家とZOOM、またはメール・LINEなどを使い、制作上のやりとりを行いました。
3) 楽曲リハーサル
編曲家によって完成した楽曲を、ドラマー/ベーシスト/ギタリスト/キーボーディストの4人のミュージシャンと制作ディレクターの5人によって、リハーサル(音合わせ)を音楽共有ソフト「SYNCROOM」を利用して行い、楽曲の方向性や各楽器の音色や演奏を確認して、リモートレコーディング本番に向けて調整し、またリハーサルを繰り返して行いました。
「SYNCROOM 」
https://syncroom.yamaha.com
4) リモートレコーディング本番
リモートレコーディング環境が整ったドラマー/ベーシスト/ギタリスト/キーボーディストの4人のミュージシャンと制作ディレクターの5人にて、それぞれの自宅(または会社)をインターネットで繋ぎ、リモートレコーディングに特化した音楽アプリAUDIOMOVERSを使用し、各パートごとにリモートレコーディングを行いました。
その際は、他パートのミュージシャンは全員AUDIOMOVERSを利用してリアルタイムで実際の音質に近いクオリティで試聴し、個々のコミュニケーションはZOOMアプリを使用しました。
ちなみに各ミュージシャンは、山梨県/東京都23区/東京都下/神奈川県の5箇所にてインターネットで繋がりましたが、全くレイテンシー(音の乱れや遅れ)はありませんでした。
AUDIOMOVERS
https://audiomovers.com/wp/
5) 編集・MIX
リモートレコーディングにて収録した音源は、各編曲家によって編集・MIXし、
インターネットを利用してデータを送付・納品し、完成致しました。
3 〈リモートトライアルレコーディング楽曲紹介〉
M1 「The Theme of Spapapaaaan」
作詞/作曲/編曲:津波幸平
Guitar:曽根 巧
Bass&All Programming & MIX:津波幸平
Keyboard:岩見直明
Drums:HAZE
M2「Believe in Love」
作詞:和田アヤナ
作曲&編曲:岩見直明
Guitar:曽根 巧
Bass:津波幸平
Keyboard&&All Programming & MIX:岩見直明
Drums:今村公治
M3「DON’T STOP」
作詞:和田アヤナ
作曲&編曲:藤井万利子
Vo&Chorus:藤井万利子
Guitar&&All Programming & MIX:藤井万利子
Bass:津波幸平
Keyboard:岩見直明
Drums:今村公治
4〈ドラムサウンドサンプルについて〉
現代のPCを使った音楽制作(DTM)においては、ギター/ベース/キーボードなどの音色はコンピューター音楽ソフト上でレコーディングの後からでも音色を変更する事は可能ですが、
生ドラムのレコーディングにおいては、ドラムセットの音色ごと変更する事は出来ません。
現行の対人接触型レコーディング制作においては、レコーディングスタジオにドラマー/ドラムテクニシャン/アレンジャー/制作ディレクター/レコーディングエンジニアが集う事が出来る為、
生ドラムのレコーディング時に音色等をドラマーやドラムテクニシャン(ドラムサウンドを調整する専門家)と相談しながら選んでゆけますが、リモートレコーディング環境では機材面や、
収録スタジオスペースの都合で難しい場合が多いのが実情です。
OURMUSICでは、代表を務めます今村公治がドラムテクニシャン(以下、ドラムテックといいます)をスペシャリティとして業務を行なっている地の利を活かし弊社の運営するドラムテックホームページ内に
「ドラムサウンドサンプル」のスペシャルサイトを新設、数多くのドラムサンプルを収録してリモートレコーディングスペシャルサイトと並行して立ち上げました。
これは全てドラムテック今村公治が多くのドラムを使用しサウンドメイキングをしたサンプルになりますので、リモートレコーディングを行う際にクライアントの方や制作ディレクターの方々、
サウンドプロデューサー/アレンジャーの方々に事前にご試聴頂き、イメージに近いサンプルを事前に指定して頂いた上で機材を準備しレコーディングに臨む事が出来ますので、
例えリモート環境でもイメージに近いサウンドを得る事が出来ますので、ご活用頂ければ幸いです。
Drum Sound Sample Special Site
例)
リモートトライアルレコーディングで使用したドラムサウンドサンプルは下記になります
M1 「The Theme of Spapapaaaan」
Drum Sound Sample 「POP33」
【Drum Set】
CANOPUS acrylic BD22×18/TT10×8/TT12×8/FT16×15
Snare :TAMA ラーズスティール14×6.5
〈Bass Drum〉 EVANS EMAD CALFTONE
〈Snare〉Top:REMO Corted CS
〈Tom〉Top:EVANS G2 Clear
【Comment】
リモートトライアルレコーディング「The Theme of Spapapaaaan」で使用したドラムサウンドになります。
ドラマーHAZE氏所有のCANOPUSアクリルシェルキットに、キックにEVANS EMAD CALFTONE、タムにEVANS G2クリア
を使用。
特にEVANS EMAD CALFTONEはヴィンテージヘッドをイメージして作られたヘッドにロー増しになるEMAD仕様にした事
で落ち着き感もありながらも低音がしっかりしてファンクミュージックやダンスミュージックなどによく似合います。
ドラマーHAZEさんのテクニカルでタイトなプレイにも注目です。
M2「Believe in Love」
Drum Sound Sample 「POP34」
【Drum Set】
CANOPUS Birch Kit BD24×16/TT10×8/TT13×9/FT16×15
SnareDW BellBroze 14×6.5
【DrumHead】
〈Bass Drum〉EVANS EMAD Clear
〈Snare〉Top:EVANS G2 Coated /Bottom:EVANS 300
〈Tom〉10"&12" Top:EVANS Hydraulic Glass /16"FT EVANS Hydraulic Glass / Bottom:EVANS G1
【Comment】
リモートトライアルレコーディング「Believe in Love」で使用したドラムサウンドになります。
スネアにDWベルブロンズ6.5を使用しパワーある激しいサウンドではありますが、今回の大きな世界観のバラードにもよく似合います。
タムにEVANSハイドローリックを貼り、太さとアタック感を意識しました。
M3「DON’T STOP」
Drum Sound Sample 「POP35」
【Drum Set】
CANOPUS Birch Kit BD24×16/TT10×8/TT13×9/FT16×15
SnareDW BellBroze 14×6.5
【DrumHead】
〈Bass Drum〉EVANS EMAD Clear
〈Snare〉Top:EVANS G2 Coated /Bottom:EVANS 300
〈Tom〉10"&12" Top:EVANS Hydraulic Glass /16"FT EVANS Hydraulic Glass / Bottom:EVANS G1
【Comment】
リモートトライアルレコーディング「DON'T STOP」で使用したドラムサウンドになります。
スネアにDWベルブロンズ6.5を使用しパワーある激しいサウンドではありますが、今回のような同期も多い楽曲でもしっかり存在感を
残せるサウンドです。
タムにEVANSハイドローリックを貼り、太さとアタック感を意識し、埋もれないサウンドを意識しました。
リモートレコーディングでの楽曲制作のお問い合わせ、お見積もり等は
下記の弊社インフォメーションメールアドレスへご一報下さい。
5 〈お問い合わせ〉
Info@ourmusic-2016.com
OURMUSIC公式ホームページ http://ourmusic-2016.com/
Drum Tech今村公治 公式ホームページ http://imamura-drumtech.com/index.html
【ご注意】
当サイト内のコンテンツ(音源、映像、文章、画像、ロゴ、その他)の著作権、及び、著作隣接権は、全て当社に帰属します。
それらのコンテンツを当社の許諾無く無断で使用・複製・改変・公開及び領布することを一切禁止します。
これらの行為は営利、非営利の目的のいかんに関わらず、サーバーにアップロードしたり、サーバーにデータ保存した
段階で著作権法上の著作権侵害にあたります。
当社の許諾なく無断で使用・複製・改変しての使用・公開・頒布することを一切禁止します。
このような著作権侵害が行われた場合は法的手段を講じる事がありますので、ご注意下さい。
OURMUSIC-2016合同会社 http://ourmusic-2016.com/
© 2016 OURMUSIC-2016.com